鳥害対策 ハト(鳩)

◎ハト(カワラバト)の生態
ドバトは、もともとヨーロッパやアジアの岩場に生息していたカワラバトが家禽化され、都市部を中心に世界中へ広がった鳥です。灰色の体に黒い模様を持つ個体が一般的ですが、色や模様に個体差があります。体長は30~35cm、体重は200~400gで、時速80kmほどで飛ぶことができます。現在ではビルや橋の隙間を岩場の代わりに利用し、都市環境にうまく適応しています。雑食性で、種子や穀物だけでなく、人間が与えるパンくずやゴミなども食べます。

◎ハトの都市部における問題
ドバトは群れで行動し、「クックー」という鳴き声を使ってコミュニケーションを取ります。繁殖期は一年中で、特に春と夏に盛んです。一度に2個の卵を産み、約18日の抱卵期間を経て雛が生まれ、30日程度で巣立ちます。その高い繁殖力が都市部での増加の一因となっています。彼らの存在は都市の生態系に影響を与え、文化的価値を持つ一方で、糞害や病原菌の媒介による建物や人への悪影響が課題となっています。

◎都市部住民とハトが共存する対策
ドバトとの共存には、餌付けを控えることで過剰な繁殖を防ぐことができるため、公共の場での「餌やり禁止」の看板設置や啓発活動を通じて意識を高めることが有効です。建物や設備には隙間を塞いだり防鳥ネットや突起物を設置することで巣作りやとまり場を減らす対策を講じることができます。必要に応じて専門業者の駆除サービスを利用するのも一つの方法です。ドバトは人間社会と密接に関わりながら生息していますが、その増加がもたらす課題に対して適切な対策を講じることで、人間とドバトが共存できる環境を保つことが可能です。