植物の根をコントロールして構築物をまもる

街路樹の根が横に広がり歩道の舗装を持ち上げてしまった。地中の配水管に根が入り込み詰まってしまった。
こういった住宅地や道路、公園、ゴルフ場などでみられる、植物の根による構築物への障害をバイオバリヤーで防止できます。
植物根茎調節資材バイオバリヤー®は緑や構造物を犠牲にすることなく、未然に解消します。

バイオバリヤー®は透水性・通気性のある裁断・折り曲げ自由の不織布に、植物の根の成長をコントロールする成分を
含浸させたペレットを固着したものです。
これを地中に埋設すると、数十年にわたって植物の根の侵入を阻止するバリヤーを形成します。
バイオバリヤー®はすでにアメリカで、都市計画、造園計画の新技術として多くの実績をあげています。

■遺跡が発見された為、バイオバリヤー®の上へ盛土し植栽され、公園として使用する予定

●基本情報

バイオバリヤー®は米国政府エネルギー調達局の要請によって、米国のシンクタンク、バッテレメモリアル研究所が
イーライリリーエランコプロダクト社及びリーメイ社の協力で開発した商品です。

イーライリリー社で発見されたトリフルラリン（化学物質）の植物生理活性は、
環境に対する安全性が高く、広く世界の農業分野において雑草防除を目的として利用されています。
トリフルラリンは水に極めて溶けにくく、気化しやすく、土壌粒子に吸着するという3つの特性をもっています。
この特性によって、土壌中に均一に拡散し、土壌に吸着され、安定した処理層を形成し、雨などによって
上方はもちろん下方にも移動しないという優れた機能・特性をもっています。
土壌中においてトリフルラリン層に遭遇した植物地下茎や根群はその伸長を停止し、方向あるいは進路を変えて伸長します。